MRと車:その②

―:荷物が結構多かったりすると、やっぱり荒らされたりするという事があるんじゃないですか。

元MR:そうですね。これは一人暮らしの独身者のパターンですけれども、地方に出張に行くとどうしても、その中にすべて物をいろいろ積んでいる。パソコンからすべて積んでることが多いので、まあ駐車場に停めていても荒らされることもあるんですけれども、結構自分のアパートに停めていて荒されるという話を聞きますね。アパートといっても、結構転勤が多いので、会社の人たちに近くのちょっと適当な駐車場見つけてもらうんですけれども、アパートのすぐ前とか、マンションのすぐ下とかそんな都合の良いところってなかなか無いじゃないですか。だからどうしても離れてしまう。目が届かない。そして朝起きて行ったら車が荒らされている。散々会社から文句は言われるんですけど、防御する方法は無いですからね。

―:そうですね。でも説明用のプレゼン用のファイルなんか作っていくわけじゃないですか。

元MR:そうですね。だからMR独特の荷物としては、助手席と後部座席とトランクといろいろ荷物を乗せているんですけど、助手席にはいわゆるMR鞄、独特のよく三角形の鞄、見た事あると思うんですけど、最近はまあ少ないかと思うんですが、10年20年前は皆三角形の鞄ですね。その理由って、三角形の鞄って歩きながら、ポンと地面に置けるんですね。だからドクターと話しながら、ちょっと説明書をパッと取り出して、そこに鞄を下に置いて、ドクターと2人だけで話すという事ができる。なので立つ鞄、三角の特徴のある鞄ですね。

―:なるほど、やっぱり立ちっぱなしという事が重要になるんですね。

元MR:ですね。ここでも開業医と大学病院の差が出るんですけれども、大学病院なんか特に、歩いているドクターを捕まえなくてはいけない。医局に行けば、一番いいんですけれども、医局もなかなか制限時間があって入れなかったりするんで、その辺歩いているドクターを捕まえてセールスする、立ち話的に話してセールスすると、薬の話しですね。そういう事が多かったんで、やっぱり捕まえてパッと話せる、それが大事ですね。

―:なるほど。