―:あと、必要な資格って言うのはありましたかね?
元MR:必要な資格はだから、それはもう10年位前から決まって、MR資格くらいのもんかな。だから薬剤師資格っていうのはあったらいいけど、それはもう必要じゃない。それはその支店とかに1人薬剤師が絶対いる事で、それは薬局とかでもそうだけど、その人は当然薬局、薬剤師資格だから当然そういう仕事しかしないし、営業としては資格はいらないけど、まぁあればそれに越したことは無い。薬局、医学の方だからMRでも外資の方では薬剤師の資格持ってるのがいる。そいつはすごく出来が良かった。やっぱ、その本当の話ができる。薬剤師の資格持ってるMRってことですごく、しかもゴルフも上手いと。兼ね備えてる。ダントツに売り上げる。
―:凄いですね。
元MR:○○地方でコイツは凄く有名だった。
―:本当ですか。すごい。
元MR:凄い。鬼に金棒の。資格も持ってるし。
―:凄いですよね、それって。
元MR:若いのに。俺と同じくらいだった。先生と対等に話せる。
―:そうですね。
元MR:こう(手を上下に動かす)じゃなくて、対等に話せるってことは先生もうれしい。病院の中に居たら先生もみんなから尊敬されてるって言うか、(その反面周りが)本当の事を言ってくれない。
―:うん。
元MR:そいつになると先生も対等に話して,「あの手術のときこんな事に気をつけたらいいですよ」とか「こういうことやったらいいですよ」とか、そんな話をしながら「こういう時にこういう薬使ってください」とかやったら、もう一発で入る。対等の会話をすることができる。
―:ああそれって凄いですよね。MRだったらやっぱりいろんなところに出るからいろんな事知ってるでしょうからね。
元MR:知ってるそういうやつを先生は好む。本当に対等に話してくれるやつ。
―:ほぉ。なかなか難しいですね。てことはやっぱり薬学関係の知識って言うのが一番重要視っていうのか。
元MR:まぁだからそれはさっきも言った様に、資格としてはだからあるに越したことは無いけど、そう別に使う事はない。それよりもやはりゴルフとか、大学の時にゴルフクラブにいたとか。そういう方がよっぽど情報が得られる。
―:僕の昔の友達に、建設会社の社長の息子がいてですね、「大学に入ったらゴルフの練習をするんだ」とか言って勉強頑張ってましたけどね。
元MR:そういうほうが絶対いい。もし経営者になるんだったら絶対いい。