やっぱ転勤が多かったところかな。
それがありますよね。
3年から5年でしたっけ。
十数年間で最終的に転勤としては、
大きな転勤としてはA県からC県に転勤になった時、
支店が変わったら仲間も変わるけど、
担当がしょっちゅう変わるから、
所長クラスが変わったら担当も全部変えられる。
大体課長クラスは担当を自分の考えで変えるから。
1年や2年でも変わるときは変わるし、
ガンガン。
最初はA県、
でそれからB県に行って、
B県に行ったら今度はC県。
C県だったら今度はD県。
で、
同じD県のD市内と○○地域とか○○地域担当、
ついでに○○地域も全部担当。
担当がコロコロ変わるっていう事だね。
担当が変わっても転勤がやっぱ辛いかな。
結婚すると転勤が本当につらい(泣)。
遠いとこ行けるし遊べるし。
まぁお金も貯まるし。
身入りもいいしね。
やはり結婚してする商売としては苦しいものがある。
うらやましく思う。
卸さんとかだとね、
例えば○○県だったら○○市から動くこと無い。
メーカーほどの見入りは無いとは思うけれども。
転勤の体験談っていうことで、
時期とか分かりますか。
だいたい僕の経験からすれば時期は年度末ですよね。
これはだいたいどんな会社でも一緒だと思うんですけれども、
製薬会社の場合外資系も結構強いところがあるんで、
外資と日本で分けて考えるんですけれども、
自分が居たのが日本系だって事で、
年度末は3月ですよね。
3月から9月かな。
9月から3月なんですけども、
ということは、
それよりちょっと一月前ぐらいにいわれることが多いんですよね。
4月1日付だったら2月から3月初め、
10月1日付だったら8月のお盆明けぐらいからかな、
言われるのがですね。
転勤の、
今話題にしてるのは決まる時期ですよね。
転勤の引っ越しとかそういう指示の時期じゃなくて、
転勤が決まるっていうか言い渡される時期ですね。
それが日本系の場合は2月中旬ぐらいでしょうね。
それで秋の方は8月の中旬ぐらい。
そのぐらいにちょっと怪しい動きがあるんですね。
どうしても。
3月とか、
9月、
10月っていうのはなんとなく分かるんですけど、
何で6月と12月……。
これ昔聞いたことがあるんですけれども、
1年間で区切ってあると思うんですよ、
たぶん。
日本は春だから4月からになったけど、
日本もこの場合は1月から12月までっていうふうになってるんじゃないかなと思うんですよね。
だから、
日本の場合は新学期を子どもに合わせてやる、
年度末もそれで回してますんでね。
外国の方はそういう社会の中がそう決まっているっていうのがあるからですね。
(転勤を切り出される)シチューエーションとしては・・・
まずありえるのが、
本社とか支社にみんなが集まりますよね、
そういう時って結構会議の書類を作ったりするんですけども、
そのときにみんながずっと内勤作業してますよね、
そういう時に所長とか課長クラスから「ちょっと○○君」っていうことで別室に呼ばれるんですよね。
これの雰囲気っていうのは最初の経験では何だろうなと思うんですけれども、
もう周りの雰囲気って、
結構「アッ」という風で分かるんですよね。
もしかして!」ていう感じなんですか。
自分も別室に入って始めて何のことか分かる。
2回目、
3回目になればその雰囲気が大体分かるはずですね。
もうひとつのシチュエーションとしては、
出先とか出張先とか単身赴任先とか多いんでそこに上司が一緒に挨拶とかで来ることが多いんですけども、
そういう時にちょっと雑談の中でポロッといってくる時。
そういう状況あるんですけど、
例えば同行の販売中にちょっと車の中で軽く言われたりとか、
昼飯を食べてるときに、
いつもだったら渋い上司、
ケチな上司なんですけども、
それが「ちょっと今日はいいとこに連れて行ってやろう」とか「行こうじゃないか」と提案される時。
「何かおかしいな」と思って一緒にご飯食べるんですよね。
それとかいつもは定食屋なのに「ちょっとホテルの今日はレストランに行こう」とか、
そういう誘われるときはちょっとおかしいと。
まぁ普通の上司はそういうことはしないですから。
「うわあ、転勤だ」っていう感じなんですか、
それとも「ああ転勤なんだ」っていう。
どうしても喜ばしいことじゃないと思うんですよね。
だから、
一瞬ちょっと戸惑う。
だから、
ちょっと考えたいんですけれども、
そういう時まで上司もやっぱり上手いですね。
やっぱりこれが一番気になるところかなと思うんですけど、
これも、
自分の体験談とか聞いたところとか、
結構自分もこの職だけじゃなくて何回も職変わってるんで転勤とかよく分かるんですけど、
まず当然言われるのは上司の人にですよね。
直属の上司、
課長あるいはもっと上の所長クラス、
その辺から言われることはやっぱり一番多いですね。
やっぱりどうしても雑談から入ってきて、
「最近どう、
調子は」っていう感じで聞かれるんですよね。
「担当地区慣れた?」とか、
「奥さん元気」とか、
「君、
ご両親も元気だったよね」とか、
「子どもさんも学校に慣れたかな」と、
そういう軽いタッチで入ってくるんですよね。
最初は。
それから今度はちょっと間をおいて、
いろいろそれで雑談して「ところで」って事で入ってきて、
「今度福岡の支店で一人欠員が出たんだけど」と、
あるいは「名古屋で君と同期の者がちょっと辞めたんだけど」と。
また、
「あっちの営業所では即戦力を探してるみたいなんだけど」っていうことで入ってきたり、
「あっちの部署では若い者を引っ張る30代の営業を探してる」と。
いかにも自分をどっかから欲しいんだよっていうような言い方ですよね。
なるほど。
上司としては言ってきます。
当然転勤ですから、
まず自分の部署でいらないから出すんであって、
でもそういうことは絶対伝えませんね。
「どっかで欲しがってる」とか、
「あっちで君を望まれてる」とか、
そういう言い方で。
それとか、
あとは本題に入って、
「ところで君なんかそこにどうかな」と。
「適任だと思うけどな」って事を言われて、
「君だったら今までの経験もあるし、
行ってもらえないだろうか」と。
また、
「あそこの所長、
ぜひ君に来てほしいといってきてるよ。
君もよく知ってると思うけど」っていう感じでいってきましたね。
「私も君だったらもう責任を持って進められるんだ」と。
いかにも自分でないと、
というような感じ。
そんな感じでいわれますね。
後付けなんですけどされて「こんな時代でも来てほしいっていうのはありがたいもんだよな」とか、
ちょっと情けが入ってくるんですよね。
この辺で。
「あそこの所長はとってもいいやつ、
おれもよく知ってる」と。
「あそこの営業所はここと違って雰囲気もとってもいいぞ」と、
そう言ってそこに行く方の所をとってもベタ褒めするんですよ。
「この話受けてもらわないと、
ちょっと困るんだよね」と、
もう後戻りできないような言い方ですよね。
「とってもいい話だと思うんだけどなあ」と。
「あそこだったら行きたいやつはまだ他にもいっぱいいるんだけどな」と。
それとか「あそこは何といっても子どもさんの教育にもとってもいい環境だよ」と、
周りの方も攻めてくる。
「ここと違って奥さんの買い物にもとっても便利だよ」と。
いろんなことをあれやこれやいってくるんですね。
後付けとして。
なるほど。
「もうこれは会社の決めたことだから」と。
「社会っていうといろいろあるよな」と。
それとか、
「みんな先輩たちもそうやって苦労してきてるんだぞ」と。
「奥さんと帰ったらよく話し合ってみてくれないか」と。
「引っ越しの準備とかあるし、
早めに決めてくれよな」と。
こうなったら、
もう決めなくちゃいけない。
こんな感じでじわりじわりと来て、
最後にはもう決める。
さすがに上司だなと感じる。
うまい。
そう感じられますよ。
でもこれって基本的には拒否できないわけですよね。
俺もそうやって聞いたことがあります。
「これ拒否したらどうなるんですか」って。
「ちょっとそれは困るなあ」って事で、
「もう辞めてもらうしかないな」っていう事を言われたことあるんですよ。
あの、
どういう基準で決まるんですか。
やっぱ欠員、
人数調整っていうのは分かるんですけど、
どういう基準で・・・。
「転勤可かどうか」とか。
昔の厳しい時代に入った人は大抵採用時に、
採用のとこに「転勤可」とか絶対書くはずなんですよ。
それが結構人事に残るんです。
それがある。
だから厳しい時に入ってしまうとそれがずっと引っ張られる。
でも新入社員で入ると結構大事に育てられるからその辺は融通はきくけど、
基準も厳しいし・・・そこの条件も結構いろんなことが書いてある。
「お前はそれを了解して入ってきたよな」と。
よ・よく分かりました・・・。