―:それであの、小児科とか内科とか診療科目があるじゃないですか。ああいうのって(営業内容に)関係があったりするんです?ちょっとその辺がよくわからなくて。
元MR:中堅以上の会社だったらいろんな薬持ってるから全部の科に行くけど、メーカーによって整形に強い薬とかある。たとえば○○製薬さんだったら耳鼻科のメーカー、あと・・・内科系が強い薬とか泌尿器とか(それぞれ)得意なメーカーがあるから、それは大体決まってる。そこがたとえば手術をたくさんする病院だったら、その手術の時たくさん使う薬を持っていればそのメーカーが行くし、それはメーカーの薬によるし、それは決まってないけど、それはメーカーごとに。就職するときにそのメーカーが何に強いか(あらかじめ調べておいた方がいい)。
―:診療科目で営業内容も大分変わってくるでしょうからね。なるほど、という事はあらかじめ希望のメーカーの得意技というか、メインで扱っている薬の内容は就職前に知っておいた方がいいんでしょうね。人によっては苦手な科目もあるかもしれないし。
元MR:だから例えば自分はそういうの(苦手な科目)に回りたくないと思えば嫌だし、小児科の薬(の得意なメーカー)で例えば子供が嫌いだったら、小児科には多分行かないほうがいいだろうし。
―:なるほど、(さっきの話に出た)副作用の情報なんかはいろんなところから回ってきたりするんです?
元MR:それを集めるのが本来の仕事ですね(笑い)
―:ああ本来のですか(笑い)