製薬営業のポイント

薬が変えられる時は必ずやってくる?

薬が変えられる時:その①

またちょっと凄い話になったんですけど「薬を変えられる時」。これって自分の担当している薬がよそのメーカーさんに行ったりとか、よそのメーカーさんの薬がこっちに来たりという話ですよね。
質問者
元MR
そうです。それ一大事です。これは会社にとってはとんでもない事です。でも、こういうのをいっぱい経験してます。
ふ~ん。
質問者
元MR
だからこれをちょっと、10年~20年のキャリアで(薬が変えられる時って)どんな時かなというのをちょっと考えてみたんですけど、大体大きなものとしてはどうしても担当のMRが変わる時ですよね。その病院の担当のMRが変わるとき。どうしても、先生としては「このMR、この人に言われたから使っている」という事が結構多いんですよ。本当は薬の性質でしょうけれど、本当は使わなくちゃいけないのは。でもどの薬を使っても一緒なんですよ。本当は。
そうなんですか。
質問者
元MR
だって国が認めてますから。だから効能効果としては一緒なんですけれども「この人がこうやって勧めてくれるから、じゃあ、使ってみようか」っていうことが多いと思うんですよね。だからその担当者が変わる時「じゃあ担当が変わるから違うのも使ってみようか」となる。先生としては軽い気持ちですよね。そこをいかに、MRが行って「変わってもこれを使ってください」とはいうんですけれども、やっぱり先生は人が変わっちゃえば、今がチャンスとばかりに変えちゃいますよね。
人の変わり目は仕事の変わり目ですからね。
質問者
元MR
普段は(薬を変える)理由が無いので、その担当が変わるというのを理由に変えられることが多い。これって結構重要な事ですから(担当替えの件は)同業者には絶対に言わないし、身内とかちょっと周りの人にも言わない。どこから漏れるかわからないので。
そうなんですか。
質問者
元MR
だから僕も前の会社を辞めましたけれど、もう言ってもらえないですからね。どこからバレるかわからない。それは会社の命運がかかっていますからね、会社の薬を変えられるということは。

4月に一斉にとか、9月に一斉にとか、そういう、機械的なものでもないんですか?
質問者

元MR
ですから、たいていそれが多いですよ。多いですけれども、やっぱり突然何かしら変わる時があるじゃないですか。どうしてもそういう時がありますから。大体3月、9月とかが多いんでしょうけど、まあ先生たちもそれを見計らってはいると思うんですけれども、でも2~3年は一緒ですからね、あんまりそういうことはおくびに出さない。逆にこっちから先生に「どうもありがとうございました」なんてことは言わないですよね、絶対。

なるほど。
質問者
元MR
「先生、僕変わったからお願いしますよ」と先生だけに納めてもらう。既にいつの間にか新しいMRが来て入り込んでいるとか、そういうシステムです。
元MR
後は薬によっては、新しい効能・効果とか発表されることがあるんですよ。「この薬、あんなものにも効く、こんなものにも効く」というのが結構、会社で調べているんで、そういうのが見いだされた時に「じゃあこっちの新しい薬が、こっちの方が効果があるか」ということで変えることもままありますね。それから値段の部分、これも絶対ありますね。薬価改正があった時には「じゃあ一斉に見直してみよう」と、それは卸さんとかと協力して、同じ薬、薬効・それはチャンスでもあり、ピンチでもありますよね。
チェックされるっていう?
質問者
元MR
同じ効能・効果だったら、やっぱり安い方を使いたい。まあ、利益がある方を使いたい。それは先生との駆け引きでしょうけれど、ずっと沢山使う薬だったら安い方が患者さんも喜ぶし、いいんじゃないかと、そういうのも加味されて考えますから。こういう時、薬価改正の時も薬を変えられる時、変える時でもありますね。どうしても薬ですから副作用情報というのが出る時があります。そういう副作用情報が出回った時に、一斉に替えられますから、メーカーとしてはそのフォローの為に絶対副作用情報を、医薬品情報を持って行ってフォローはしますけれど、先生としてはやっぱり嫌ですから。「じゃあちょっと他のを使ってみよう」という風になりますよね。そういう事も多くなりますね。
確かに。何の営業にも共通して言えることですよね、これって。
質問者
元MR
でも結構、不可抗力もあるんで。しょうがないかなという所もままありますよね。
元MR
あと担当者、担当MRに責任に責任がある場合ですけど、これは自分の努力が足りないのでしょうがないかなと思うんですけど、そういう時はどういう時かというと、まあ、訪問が無くなった時。これは自業自得。自己責任。あと卸さんとの力関係ですよね。だから同じ薬が出ても、他のメーカーの方が卸さんの力関係が強ければ、卸さんというのはしょっちゅう病院と行き来していますから、メーカーと仲が良い、悪いというのではなくて・・・これはどう言ったら良いのかな・・・会社ごとの、やっぱり大手の場合はそれだけ利益が大きくなるので、それなら利益の大きい方を使おうかと、だったら、そっちの卸さんはそっちの売り上げの方を欲しいわけですらから、うちの方の利益として大きい方を売る。
さっきの努力じゃないけど。
質問者
元MR
どうしようもないですよね。
やっぱり会社ごとに得意技があるでしょうからね。
質問者
元MR
会社としては効き目があるから薬を出しているわけであって、先生が「薬使ったけど効果が無い」という場合も、あの手この手を使っていろいろと効果がある情報を持ってきますね。「でも本当は先生、こうなんですよ。ここを使い続けることによって効くんですよ」とか、医者がいかに効かないというイメージを持たないようにするか、そういうことですよね。薬が効かないとかそういうのが続くと「おたくのメーカーが持ってきた他の薬はなんかあんまり信用ができないんじゃないか」っていう事になってくるんで、そこはやっぱりMRが行っていろんな資料を持って行ったり、薬剤師・・・本社からの薬剤師を連れて行って「やっぱりもうちょっと使ってみようか」とか、そういうフォローするのがMRの仕事であって、そこにMRの力がかかってますね。
いやあ、なるほど。
質問者
元MR
「おたくの薬使ってるけどいまいち効果がないから」とか言われて引き下がる様じゃ、駄目なんですよね。
売り込むだけじゃないということなんですね。
質問者

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